NAO'S WAY

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空飛ぶ団子を眺めながら食べる団子は。


 やまびこの窓は大きかった。曇り空だが眩しく感じられて、3分の1ほどカーテンを閉めた。上野-大宮間、わたしが中学卒業まで過ごした浦和の街が見える。あの人元気かな、どうしているかな、なんて埼玉の友人や先生のことが急に気になり始めるけれど、当時住んでいたマンションが変わらずそこにあることを確認すると、変わりないなと安心して、満足するのである。そして東京駅で購入した、卵とソフトシェルのカレー炒めとグリーンカレーコロッケを食べ始めた。
 姉と岩手県一関・平泉へ行った。姉とふたりきりでの旅行は初めてだ。楽しみすぎて二日前の晩から寝付けなくて、前日は逆によく眠れたと話す姉。そこまで楽しみにしていてくれたことを知って舞い上がったわたしは車内でマシンガントークを続け、到着30分前に話し疲れて寝落ちした。
 
 一ノ関駅。一関市にある、一ノ関駅。他の施設の名前を見ても他はすべて“一関”。どうして駅名だけ“一関”でなく“一ノ関”と“ノ”が入っているのか妙に気になる。駅を出ると気になることがもう一つあった。駅前にある“けいさつ”という大きな看板。平仮名表記にして小さい子でも分かるようにしているんだなと一関の優しさを感じていたら、平泉へレンタカーで向かう途中にも“けいさつ”という看板。しかもイラスト付きで、警察の人と思われる大人がしゃがんで小学生に話しかけている様子。さらにほっこりしたが、駅前で見たけいさつも平泉で見たけいさつも建物を見ると、東京に住む人間からすると“警察”ではなく“交番”で、またまたほっこりしてしまった。

 平泉は比較的狭い範囲に世界文化遺産をはじめ、見どころが多く集まっており、半日でも十分廻ることができた。まず向かったのは、唯一行こうと決めていた世界遺産である中尊寺。入り口から景色が美しい。最初は少々急な坂道で息が上がってしまったが、樹齢が相当いっているであろう立派な木が立ち並ぶ参道がとにかく気持ちがいい。日が差し込んで木陰がまた風景に趣きを加えてくれるし、上を見上げると木々の緑がキラキラと輝いている。「奈央、ずっと森林浴したいって言ってたから叶って良かったね」と姉に言われて、そんな話したかなと思ったけれど、確実に力は漲ってきていた。立ち並ぶ木々の中でもご長寿な木を見つけ、抱きついて木からエネルギーをいただいてみたりした。坂を上ってきて息は上がるし膝は少しばかり痛んでいたけれど、やはり気持ちがすごく元気になるのを感じた。
 そして中尊寺の中でも最も有名であろう金色堂。その名の通り、堂内外すべて金。正直金より印象的だったのが、所々に装飾されている螺鈿。見る角度によって色が変化し、何色とも表現し難い複雑で美しい色だった。昔から貝は食料として食されていたとは思うが、こうやって貝殻を捨てずに細工して美術品として使うという考えがこの時代にあったということを知り、驚いた。金箔をふんだんに使うくらい豊かだっただろうに、ちゃんとリサイクルのようなこともしていたんだなぁ…と境内で抹茶ソフトクリームを食べながらしみじみと考えに耽った。

 次に行くことにしたのも世界遺産である毛越寺。ナビに入れる時に「もうえつじ」「けごしでら」と入れても「毛越寺」が出なくて何て読むんだ!とナビと格闘していたら、「毛越寺Motsu-ji→」という看板を見つけて「もうつうじ」と読むことを知った。毛越寺は、中尊寺とは全く雰囲気が異なり、広々と開放的だった。庭園が広がり、芝生の上に座って遠くをボーっと見つめていたくなる。実際、芝の上にシートを敷いて写生をしている子どもたちがいた。課外授業で世界遺産に来ていたことを、大人になってきっと自慢する日が来るよ、と心の中で呟いておいた。
 実は同じようにナビを入れるのに苦戦した場所がもう一か所あった。達谷窟だ。「たつやくつ」…自分でも納得してなかったけれどそのまま入れたら、「タツヤ靴店」が出てきて、もうお手上げだった。毛越寺から厳美渓へ向かう途中にそういえば通ったよね、という話になり、ナビを入れずに何となく来た道を戻ってみたら、いとも簡単に出会えた。達谷窟は「たっこくのいわや」と読む。ここには岩壁に刻まれた仏の顔があり、あんな高い所に上手に彫ったねぇと姉妹で感心した。

 さて達谷窟の前に行っていた場所は、厳美渓だ。美しい緑の木々と、ごつごつした岩の間のエメラルドグリーンの水流。とてもダイナミックな渓谷である。天工橋という吊り橋があり、そこからの景色はきっと良いだろう!と意気揚々とスマホ片手に向かったが、姉もわたしも自分が思っていた以上に吊り橋が怖くてカニ歩き状態になっているお互いの姿を見て、笑いが止まらなくなった。揺れと橋の高さの恐怖で歩みも止めることができず、結局写真は渡り初めの一歩と渡り終わってからしか撮ることができなかった。
 厳美渓に行った一番の目的は、名物の「空飛ぶ団子」を食べることだった。岩場にある籠にお金を入れると対岸からロープ伝いでお団子とお茶が飛んでくるのだ。岩場からお店の方を見るとお店のおじさんが一生懸命ロープを引いて籠を上げたり下げたりしているのが見えた。わたしたちはそれを見て、飛んでくる団子ではなくそのおじさんのいるお店で直接受け取って食べることにした。店内は畳の上に木の机や椅子が置かれている。一面窓が開かれていて、渓谷と先ほどの岩場から注文する人たちを見下ろすことができる。籠が自分たちのいる場所から行ったり来たりする様子を見ながら、みたらし、あんこ、黒ゴマの三本の団子を姉とふたりでシェアして食べた。緑や渓谷が見えて、水の音が聞こえて、おばあちゃんの家に居るような感覚になるお店で食べる団子は最高に優しい味で、「口に付いてるよ」と姉がティッシュを出してくれた瞬間、ふと今回の旅行の姉の優しさも思い出された。

 新幹線で到着する直前に起こしてくれる。ホテルのチェックインやレンタカーの受付には率先して行ってくれる。写真を撮る時に荷物を持っていてくれる。ソフトクリームを買ってくれる……。
 団子の最後に残った一口を、姉はわたしの前にすっと置いた。それを口に入れた時、わたしはいつまでもお姉ちゃんの妹なのだと実感し、とても嬉しくなった。

BLOG LIST

COMMENT

  • 奈央ちゃん更新ありがとうございます。

    お姉さんと平泉行って来たのですね。
    僕は行ったことありませんが、父は友人と行ったことがあるので、平泉の話は聞いた事あります。

    でも優しいお姉さんですね。
    奈央ちゃんの家族は、家族愛が強くて、羨ましいです。
    奈央ちゃんと二人で行くということは、まだ結婚されていないのかな?
    僕の姉は子供もいるせいか、こうは行きません。
    まあ優しいですが。

    前ウエーヴサイトで奈央ちゃんは、確か大学入ったとき、お父さんと旅行されたのですね。
    奈央ちゃんは忙しいのに、旅行されていますけど、旅行好きなのですか?

    僕はコンビニの仕事をしているので、最近は行っていません。
    僕が会社員のときは、会社で海外とか行きましたけど。

    奈央ちゃんこれからも文才のある奈央ちゃんの文章楽しみにしています。
    お仕事も頑張って下さい。
    お身体にも気を付けてね。

    一生応援しています。

    太陽さん

    []

  • 自分が旅をしている様な気持ちになりました!景色まで見えそうに。
    僕も行ってみたいです。
    兄弟姉妹はいいですね。
    うちの息子達も大人になってもこんな関係でいて欲しいと思いました!

    近藤敏邦さん

    []

  • 奈央ちゃん更新楽しみにしていました。
    空飛ぶ団子!?絵本の話し?かなと思いきや姉妹二人で、旅行に行かれた話しだったのですね!話しの内容から察すると、もしかして、お姉様がご結婚されるのかな?いつも仲のいいご家族の話しを聞きますが、ほんとにお互いを尊重し、支え合っいることが良く分かります。
    素敵なご家族‼︎

    ひいさん

    []

  • 奈央さん。こんばんは~。
    NAO'S WAY更新ありがとうございます!
    先月はなかったので寂しかったです~。
    さてトマトの美味しい季節になってきましたが
    奈央さんはトマトやっぱり苦手ですか~(笑)。ちなみにわたしは大好きなんです~。
    奈央さん。お姉さんと岩手県まで旅行に行かれたのですね。
    奈央さんに弟さんがいることはすでに存じていましたが
    お姉さんもいらっしゃるのは知りませんでした~。
    そうすると3人兄弟の奈央さんは真ん中になるのかな~。
    私も同じで~す。そして私も姉がいます(笑)。
    でも奈央さんちみたいに仲良くないで~す(笑)。うん。でも悪くもないかな~。
    いい意味でお互いあまり干渉しないような間柄といいますか(笑)。
    なので奈央さんちのように仲の良い兄弟が羨ましくもあるのです。
    そして文中にあった「タツヤ靴店」の所は笑いました~!
    でも一個目のもうつうじ(ビックリ。変換したら一発で出てきた毛越寺)はまだしも
    2個目のたっこくのいわや(やっぱり当然ながら変換しても出てこず(笑)。)達谷窟は
    読める人多分いない気がする~!
    でも漢検1級の人とかだったら読めるのかしら~。
    吊り橋って人の見てるとあまり怖そうにみえないんだけど
    自分のばんになって渡ろうとすると以外と怖いものですよね。
    でも怖いんだけど渡り切ると又違う吊り橋わたりたくなっちゃう気がしませんか~(笑)。
    私、怖いくせに結構吊り橋嫌いじゃないんです(笑)。
    奈央さんはいかがでしょうか。ちょっと日が経ってまた吊り橋わたりたくなっていませんか~(笑)。
    それでは取り急ぎ1回目のコメントはこの辺で失礼いたします(笑)。
    奈央さん。これから湿度も高くなり暑くなってきますのでお体気をつけて下さいね~。

    逆境おやじさん

    []

  • 中尊寺金色堂いきたい!!

    藤原清衡さん

    []

  • 一応名前を変えました。シュウからですけど。中尊寺と言えば義経を思い出します。ところで小学生の時からからかいというには悪質すぎる物語を見せられた自分は今、それを愛おしいと思う。人生のはかなさを感じます。私は人を信じることができない人間なのだと思います。奈央さんは人に好かれ幸せな人生を送られるでしょう。

    suusaさん

    []

  • 仲の良い姉妹の姿が想像できます。
    姉妹って男兄弟と違ってそうやって2人旅したり、お出かけしたりできるのがうらやましい。お互いの存在を大切にしてくださいね。
    男兄弟は、なんだかんだで照れがでちゃって難しいもんなんですよね。

    タカラマーチさん

    []

  • お姉ちゃんと仲良いですね〜(^ ^)
    自分も姉がいるので、本当気持ちが分かります。
    優しさに感謝ですね。
    空飛ぶ団子を眺めながら普通に食べるところがおもしろいです(^ ^)

    藤野 貴志さん

    []

  • 奈央ちゃん、久々の更新ありがとうございます♪ 毎回まるで短編小説のような文章に“奈央”次元の世界に入り込んで不思議な感覚に浸っております。 いつか本当に作家・南沢奈央としての小説家デビューを密かに♡期待してます。


    話しは変わりますが、昨年の2015年の2月26日の東京芸術劇場 シアターイーストの『The River』最終日観に行きました!この日が“リアル奈央ちゃん”に初めて出逢った記念日です。  もう一年以上経ってのコメントですみませんが、舞台鑑賞自体も初めてで、奈央ちゃんの熱い演技にグイグイ引き込まれていました。 


    セクシーで魅力的な赤いドレス姿がとても印象に残っています。相手役の岡本健一さんとの全身で☆パワフル☆に演じ合う姿に、舞台って迫力あって凄いなー!と感じました。


    たぶん奈央ちゃんは気付いていなかったと思いますが、終演後に出演者のみなさんが、ステージから楽屋に戻った後に この日が最終日という事で、その室内でスタッフのみなさんの拍手と歓声がこちらの観客席まで聞こえていました。素敵なひとときをありがとうございました。 またいつか 奈央ちゃんの舞台が観れることを期待しています♪ 


    ♪マッサンさん

    []

  • 始めてコメントさせていただきます。
    サイエンスzeroでファンになりました。
    実は明後日、一関に仕事で行きます。札幌からの日帰りで。。。

    駅名とけいさつを見れるといいなー。

    これから応援します。
    お身体に気をつけて下さい。

    吉田篤さん

    []

  • 奈央ちゃんとお姉さんの平泉への二人旅を読み、なんともあったかい気持ちになりました!車内でのエピソード、駅の名前や看板の目の付け所は奈央ちゃんらしくてかわいいなと思いました。平泉の中尊寺、いいところなんですね!境内の立派な木を見上げて緑がキラキラと輝いているのをみると癒されますよね。あと立派な木に抱きつきたくなる気持ちもわかります。毛越寺や「たっこくのいわや」のように看板で読み方を知ることってありますよね。そしてレンタカーを借りて迷いながら見つけるのもいいですね。厳美渓は気持ちよさそうですねー。吊り橋を渡るのはちょっと怖そうですよね。「空飛ぶ団子」なかなか面白いですね!温かみのあるお店でお姉さんと空飛ぶ団子を眺めながら食べる団子は、素敵な思い出ですね!素直にいいなぁと思いました。今回の旅行で色々感じることができてよかったですね。

    ヤマグチリュウヤさん

    []

  • 東北旅行良かったですね(*^^*) お姉さんとの旅行楽しそうで、朝からほっこりしました(*^^*)

    みちさん

    []

  • あらためてお姉さんのやさしさにふれて、抹茶のソフトクリームも、お団子も、ずっと忘れられない味になりましたか?

    直樹さん

    []

  • いいなぁ〜いいお姉さんで。いい旅でしたね。きっと二人、お互いに助け合いっこしてる、そんな気のするいい関係に思えましたよ(^^)

    泳ぐたいやきさん

    []

  • いつも奈央ちゃんの素敵な笑顔に癒されています。ありがとう😄
    僕は自然が大好きなので、お姉さんとの旅行とっても楽しそうで羨ましいです。
    これからも変わらず応援させてもらいます😃✨

    さんくさん

    []

  • 前作は、あまりに直截、あまりにリアル。
    いろいろ考え、考えさせられて、結局コメント書けませんでした。

    今作、名紀行文ですね。良い家族は宝ですねえ。
    平泉、いいところです。水沢・江刺・前沢の合併にも加わらぬ根性。

    中尊寺の貫首の山田猊下は、実は東京の方。気さくないい方です。
    例の311地震で、中尊寺も被害があって、本堂の壁がほぼ全部剥落・・・。大改修になったのを契機に、寺の開基の文書に当たったら、当初の本尊は丈六の釈尊像とあったのに、いつの間にか本堂には阿弥陀様???。
    一計を講じた貫首猊下、何と、本堂の修復はおろか、本尊も「復元」してしまいました(笑)
    (ちなみに、阿弥陀様は信徒会館の本尊として大切にお祀りされています)
    その他のお堂は被害軽微か無被害。金色堂も無事。
    あの三つ並んだ同じ仕様の宝前はなかなか物凄い。だいぶ傷んでいたものが昭和40年代の大修理で今のようになりました。
    ガラスの中に封じ込められているのには賛否がありありますが・・・
    今はコンクリの鞘堂ですら、旧鞘堂(木造)が移築され、角塔婆やら収蔵されていたの、気がつきましたか?
    (話が逸れますが、成田山新勝寺も、歴代の本堂が焼失したりせず残っており、移築されて、それぞれ転用されているのは壮観です。ご参考まで)

    あの辺りは世界遺産、奥州藤原氏によって創り出された「仏国土の写し」。
    ちょっと高台から遺跡の眠る水田を眺めて昔を偲ぶのも一興ですし、毛越寺あたりで往時の伽藍を偲ぶのもよし、いいところですね(二回目)。
    「五月雨の 振り残してや光堂」
    「夏草や 兵どもが 夢の跡」

    「空飛ぶ団子」は食べなかった(笑)
    今度、足を運んでみたいと。
    しかし、目に浮かぶような文章、ありがとう(というのも変かもしれませんが)ございました。またお参りしたくなりました。
    あと、推薦。山形の山寺。
    「しずけさや 岩にしみ入る 蝉の声」の寺です。
    いいですよ。
    合掌。

    順智坊さん

    []

  • 追伸
    *その1
    地名は難しいですね。
    「お茶の水」か「御茶ノ水」か「御茶の水」か(以下略)
    「池の端」か「池之端」か。などなど。
    「しろかね」(行政の読み方)か、「しろがね」か。

    *その2
    仮名書き。厳しさが減じていいのかなあ。
    「警察」か「けいさつ」か。
    どうせ、おっかない?というか、ゴツい組織なので、擬態しないで堂々と「警察!」と書いておいたほうが潔いような気も。子供用のふりがなは別問題。
    同様に、
    公共職業安定所→「ハローワーク」
    敬老会館・老人会館の類→「ひまわり館」など
    新しい橋の命名でも「ふれあい橋」とかなんとか・・・
    (帝都復興事業なら「白鬚橋」「言問橋」「駒形橋」「清洲橋」・・・)
    言葉の「ゆるキャラ」化とでもいうか、何とというか。
    南沢さんはどうお考えになります?

    *その3
    スキーの随筆に触発されて「早春の朝用に」と用意した品、贈り損ね・・・
    後日(近日)、装いを新たにして。。。

    順智坊さん

    []

  • 姉妹での旅行いいですね。
    私には、妹がいて二人で出かける事はあっても旅行はないな~。
    色々やってあげますが、それが当たり前みたいになってるので、奈央ちゃんみたいに気持ちならありがたいけど。でも、それを望んではいないですけど。

    平泉は一度は行ってみたい場所です。
    たくさんパワー貰えそうだし、元気になって帰ってこれそうですね。

    M2さん

    []

  • 奈央さん、こんにちは。
    とっても素敵で大切な時間を過ごせたんですね、うらやましい。
    ゆっくり息抜きが出来たのかも?
    中尊寺の月見坂は、ちょっときついですね。あの坂から、北上川と手前の田園風景、一幅の絵と・・・。

    明日のサイエンスZERO、ネコちゃんとのからみが楽しみです。

    これから暑くなる季節、体を大切にしてください。

    年寄りの独り言さん

    []

  • 唐突ながら、しばし、”道化”の一人芝居にお付き合いくださいませ…


     まこと螺鈿細工の色のごとく多彩に輝くものは何か? ―
     まこと柔らかい菓子の甘さのごとく心に優しいものは何か? ―
     まこと黄金で築かれた遺産のごとくいつまでも不変のものは何か? ―

     愚かな己の答えるまでもない問いに、さらに愚かな己が答えてみよう。

     ― それは、このたびの旅とこれまでの日々が互いに伝えあう、
     ふたりの姉妹の嬉しい思い出なり。


    …以上、眩しすぎる情景に対して素直に感動をあらわすことの出来ない”ひねくれ者”による大袈裟で下手くそな言い回しでございました。

    それではこれにて失礼致します。
    (ホンマお粗末… しかも、なんだって、こう、”余計なこと”をしてまうのかねぇ… 我ながら呆れるわ…)

    げじひとさん

    []

  • こんにちは!
    岩手へ旅行ですか・・・いいですね~。俺も、東北へ1回は行ってみたい
    新幹線とレンタカーを併用という事で、そこは共感出来ます(笑) それなりの鉄道ファンなので(飛行機嫌い)国内旅行は鉄道を使いたいタイプなので・・・
    世界遺産の平泉、中尊寺金色堂・・・歴史が感じられて良さそうです。俺は今、広島を計画しています。平和記念公園、原爆資料館、マツダスタジアムと、それなりに見たい所が!
    名古屋と新しく出来た、京都の鉄道博物館も行きたいんですけどね。

    奈央ちゃんとお姉さん、仲良いんですね!! その年でも、一緒に旅行に行けるなんて(ま、弟さんでは無理がありますしね)

    ハマ夏さん

    []

  • ほっこりですーっ。
    羨ましいなあ〜( ̄▽ ̄)、

    goonie426さん

    []

  • 平泉の思い出を思い出しました。まだ福島の祖母が元気だった頃で、大学から実家に夏休みで帰る途中に福島を拠点にして東北をほっつき歩こう、という青春18切符の旅でした。新潟から郡山へ抜ける途中の会津では「兄ちゃん何年生だ?」「2年生です」「したら今度受験だない。がんばっぺし」とおばちゃんと会話してた僕は当時大学2年生でした。青森のねぶた祭りでも「兄ちゃん、酒はまだだべ。」とウーロン茶しか売ってもらえませんでした。帰りは盛岡までしか電車が無くて、夏なのに駅前のコンビニでおでんを食べて暖を取っていました。大量の風鈴の音色が夏の東北の夜の寒さを際立たせてくれました。人生初の駅寝でした。全然平泉の話じゃなくて済みません。

    市民さん

    []

  • そんなにも朝のカレーが好きだなんて(笑)

    ふるほんあります♪さん

    []

  • 今、サイエンスZEROの放送を待っているところです。
    愛猫家の竹内薫先生のネコちゃんと南沢奈央さんが見られるので楽しみです。
    私は竹内薫先生の著書『99.9%猫が好き』という本を持っているんですよ。だから今回のネコ特集は待っていたものです。
    中尊寺と聞くと、私は漫画家の中尊寺ゆつこさんを思い出しいてしまいます。私が一番好きな漫画家で、著作は殆ど全部持っています。中尊寺ゆつこさんの『スイートスポット』というマンガは、私の人生観を変えたマンガです。奈央さんがもしお読みでなかったら、是非読んでみて下さい。

    白野弁十郎さん

    []

  • なおちゃん更新ありがとうございます!
    お姉さんとの旅行楽しそうで良かったですね!
    自分は未だに東北に行っていません。東日本大震災があり少しは助けるためにいかないとなと思っています。
    これからも体調を崩さず、適度に息を抜いてくださいね!
    応援しています!!

    ターゲットさん

    []

  • 姉妹の楽しい姿が浮かぶ文面でした。
    奈央さんの誕生日でもある6月15日前後は、当時の新暦換算では1689年に松尾芭蕉が『奥の細道』紀行で、現在の須賀川を通過したころ。6月29日に平泉に着いているので、早苗や五月雨を詠んだ句もご自身の誕生時期と同時期の情景になります。達谷窟も宮沢賢治の詩『原体剣舞連』に「むかし達谷の悪路王」とあるように、およそ1000年前の悪路王(アルテイ)ゆかりの地でもありますし、厳美渓周辺は更新世時代のクジラやナウマンゾウの化石も発掘されています。大昔は海でした。一関も川の氾濫を抑える堤を造った「一ノ堰」のこと。お団子が一串4本が多いのも平戸藩主松浦静山(1760―1841)の<『甲子夜話』続編巻四十一>によれば江戸時代の明和期の1770年代の四文銭の流通に伴うもの。
    こうして見ると、短い日数の旅行でも、悠久の自然が創り出した造形、人々の暮らしが生み出した田園や里山の風景など、壮大な歴史が織りなす重層的な時空を体験されたことにもなります。

    さりげない気遣いに見られる妹想いのお姉さんのお姿も伝わりました。「世話をする」は英語では「look after/take care」ですが、takeももとは<手で触れる>こと。和語では、平安時代、相手のことや物事の事態を、目で「じっと見つめる」ことを「まもる」といいました。語源的には、「目(ま)・守(も)・る」。目でじっと見つめる。そこから、目で守る、「見守る」という意味が派生。暖かい気持ちで相手を見続ける行為は、相手の心や状態を守ることになる。つまり相手を「大切にする」ということ。奈央さんに対するお姉さんのちょっとした行為もそうした「目守り」があるからこそなのでしょう。


    6月5日は芒種。「芒(のぎ)」のある穀物を植える時期。
    「他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。そうでなければ、いかに巧みな作品でもけっして生命を持たない」150年前にそう言った、画家のミレーは1850年に『種蒔く人』を描き、その23年後に『春』という虹がかかる田園風景を描いています。
    以前の文章で、「黙ってメイクされている鏡の自分を見て、何度鏡を叩き割りたい衝動に駆られた」という記述がりましたが、多くの若者と向き合った高校の教師でもあった俵万智さんも
    <優等生と呼ばれて長き年月をかっ飛ばしたき一球が来る>とかつて詠んでいます。

    心の大地に蒔いた種が、しっかり根を張り幹を伸ばし、潤いのある多彩な言の葉を茂らせ、花を咲かせ、やがて豊かな結実につながるような、26年目のスタートとなりますように。

    kumasanさん

    []

  • 奈央ちゃん!こんばんは。
    Nao's way更新ありがとうございます。
    いよいよ関東地方も梅雨入りしましたねぇ。
    今回のタイトル「空飛ぶ団子を眺めながら食べる団子は。」
    どんなお話しなのかなぁ〜と思いつつ
    冒頭「やまびこの窓は大きかった...」
    お姉さんと奈央ちゃんのふたり旅のお話にくぎづけになりましたぁ〜
    新幹線の車内でのやり取り、奈央ちゃんのマシンガントーク聞いてみた~い
    お姉さん楽しみにしていてくれて、本当に良かったですねぇ…舞い上がってマシンガントークする奈央ちゃんの気持ちめっちゃわかります。
    世界遺産の中尊寺、毛越寺でのエピソードも情景が浮かんでくる様で自分もその場に居る感覚になりました。

    奈央ちゃんのお姉さん、優しくて気配りのできる人なんですねぇ…
    なにより、家族を大切にしていて、家族の強い絆を感じます。
    だから、奈央ちゃんも優しくて素敵な人なんですねぇ…
    文章の最後に「団子の最後に残った一口
    を姉は、わたしの前にすっと置いた。それを口に入れた時わたしはいつまでもお姉ちゃんの妹なのだと実感し、とても嬉しくなった。」
    この最後の文章とってもあったか〜い気持ちになりジーンとくる何かを感じました。
    ありがとう!奈央ちゃん!

    誕生日まであと少しですねぇ!
    いつまでも素敵な奈央ちゃんでいて下さい。
    ずっと応援してます。
    大好きです!
    だから、

    小沼裕二さん

    []

  • 食べてるときのうっかりから白い服を守るには、口に入る分を落ち着いて食べるのが(・・・はっ!Σ(・□・;))

    ふるほんあります♪さん

    []

  • 奈央さんとお姉さんとの素敵な二人旅、奈央さん視点でのユーモラスなエピソードを交えた文章から楽しい雰囲気が伝わってきます。本当に楽しそう。始めての姉妹二人旅が実現してよかったですね。行き先が平泉というのもお洒落ですね。

    そして、結びのエピソード、お姉さんの優しさも、文面に込められた奈央さんからお姉さんへの感謝の気持ちも素敵です。きっと、お姉さんから見た妹さんとしての奈央さんは、いつも可愛がってあげたくなるような愛されキャラなのでしょうね。

    MIYAMOTO Kenさん

    []

  • 奈央さんこんばんは、

    優しいお姉さんとの旅行とても良い時間を過ごすことができましたね!
    文章を読んでると、なんだか旅行したくなってしまいました。
    お姉さんとの微笑ましい様子がとてもいいです。
    これからも身近なお話し楽しみにしています。
    暑くなりますのでお身体に気をつけてください。
    いつも応援しています(^-^)

    ぺぺんさん

    []

  • <南沢さんへ その1>
    かなりの前倒しですので、無礼となるのは重々承知ですが ――
    26回目のお誕生日おめでとうございます。
    (一抹の寂しさが南沢さんの心からまだ消え去っていないかもしれませんが、
    やはり私は喜ばしいことだと思いますので、あえて「おめでとうございます」という言葉を使わせてもらいます)

    <南沢さんへ その2>
    食べ物をこぼさないコツは、申し訳ございませんが存じませんので ……とりあえず、

    お一人での食事の際は、(おっしゃるとおり)気を付けながら、ゆっくりと食べる。
    親しい友人・知人とご一緒の際は、くつろいで和やかに食事をすることを優先して、もし仮にこぼしてしまっても、そのことを皆で笑いあって、服についた汚れも”楽しい思い出の証し”とする。 ――

    ――では駄目でしょうかねぇ。やはりこれでは何の回答にもなりませんか…(まぁ、かく言う私自身が実践出来ていない心の持ちようなので、無責任な提案でもありますし…)
    何はともあれ、とにもかくにも、せっかくの「白い服を爽やかに着こなしたい!」という気持ちに蓋をするようなことはしないで下さいませ、と。


    追記
    <スタッフさんへ>
    この時期は、このホームページに投稿されてきますコメントがいつも以上に多くなり、さぞかしお忙しいことだと思います。
    改めまして、「いつもご苦労様でございます」と感謝の気持ちを込めて申し上げさせて頂きます。
    (もしかしたら、私自身が一番、お手数とご迷惑をお掛けしているかもしれないという可能性については ――
                   ――今回は考えないようにしておきます)

    げじひとさん

    []

  • ご本人的には複雑な行事になって来ているようですが、
    お誕生日おめでとうございます。
    奈央ちゃん同世代の仕事や私生活から、
    ファンとしても覚悟をしておくべき時期なのかもしれませんね(^_^;)。
    奈央ちゃんにとっての自然体を見つけてもらえればと願います。

    私にも姉がいます。
    でも短気なお姫様タイプだから甘えられる奈央ちゃんがうらやましいです。
    彼女の結婚前に一度だけ有楽町の映画館に連れて行かれた事を思い出しました。
    私は坊主頭の中学生の頃でした。
    埼玉の田舎町で流行りのマンガや芸人のギャグを、意味を分からず大声で連呼していたガキには、
    大都会の街並みや、普通に銀座の店に入っていく姉は距離を感じたものです。
    私も姉は大好きでしたが、あまり話しは出来なかったと記憶してます。
    今は爺になって、都会の街並みや女性を怖がる事はなくなったけれども、
    懐の関係上、やっぱり遠い世界です。

    白熊さん

    []

  • 「こんにちは」

    南沢さんは、浦和に住まれていたのですね。私の親戚も浦和に住んでいます。
    都心からも近く交通の便も良いので、人口流入も凄いとは聞いていましたが、
    親戚に会いに時々、浦和に行くと、確かに開発も凄いですよね。

    南沢さんは、お姉さんがいらっしゃるのですね。
    過去のブログの中で、弟様とご両親で後楽園に行かれたといった内容の事が書かれていたので、
    南沢さんは、3人兄弟になるのでしょうか?

    岩手県には、中学校の修学旅行で行った程度ですが、読んでいたら、また行きたくなってきました。
    ブログを読んでいて、兄弟仲の良さも伝わってきました。
    因みに私は4人兄弟ですが、¨普通に仲が良い!!¨といった感じです。
    ・・・なので、旅行に行くという計画があれば、
    何となく普通に行って、普通に楽しむといった感じです。当たり障りの無い付き合い方みたいな・・・

    今は、自分も3人の子を持つ親となり、子どもの頃、仲の良い時間を過ごさせておけば、
    将来、大人になって環境が変わっても、仲の良い兄弟でいてくれるのかな?なんて勝手に思っています。

    masaさん

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  • 優しさの響きあう感じ、その時を大切にしたいですね。奈央さん。

    都会のくまさん

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  • 団子食べたら口につく確率めっちゃ高いで

    けいじさん

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  • こんにちは~。奈央さん。
    今週もサイエンスZERO見ました~。奈央さん相変わらず美脚ですね~!
    やはり奈央さんもトレーニングとかして鍛えているのでしょうか。
    今週は私も好きな宇宙物。金星についてでしたね。
    金星は太陽により近いので高温なのは予想していましたが
    あれほど強い風が吹いているとは想像した事すらありませんでした。
    いずれにしても人が住むのにはちょっと過酷過ぎる環境ですよね。
    火星の方がまだ可能性があるのかな~なんて思いました(笑)。
    さて奈央さん。名残惜しいかもしれませんが(笑)
    あと12時間ほどで25歳が終わりになってしまいます。
    今どんな心境でしょうか。と言われても困りますね(笑)。
    奈央さんにとって25歳はどんな1年だったでしょう。
    素晴らしい1年でしたか。
    さようなら25歳の奈央さん。
    そしてウエルカム26歳の奈央さん。素敵な歳をお迎えください!!

    逆境おやじさん

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  • 南沢さん、始めスタッフ関係者さんお疲れ様です。

    南沢さんいつもメディア等拝見させて頂いております。

    ご家族皆様お忙しいかとも思われますが(南沢も勿論ですが)私の家族は男性比率が多くなかなか言葉や行動もばらばらです。

    しかし、言葉以外でだいたい察しがつくので南沢さんとは逆の家族みたいですね。

    埼玉県は近年5月以降気温が乱高下してそのま真夏へといきますので、確か、今年はラニーニャ現象だったかと思いますが今年も猛暑日が多くなりえると思われます。

    南沢さん始めスタッフ関係者さん始めご自愛ください。

    髙野貴光さん

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  • 南沢奈央さんお誕生日おめでとうございます!!!
    奈央さんは誕生日を迎えるのがあまり嬉しくなくなってきた様な事を
    以前おっしゃっていましたがまだまだ26歳でしたら大いに喜んではしゃいじゃって下さい!!
    私の様に奈央さんの倍ぐらい生きちゃうと話は変わってきますが(笑)。
    だって自分で自分の年齢分生きてきた事がたまに信じられなくなる時があるんですよ~(笑)。
    それでは奈央さん。
    奈央さんにとってこれからの1年がきっときっと素晴らしい1年になる事を心から願っています!!!

    逆境おやじさん

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  • 奈央ちゃんお誕生日おめでとうございます😆これからも元気もりもりでお仕事頑張って下さい。お誕生日のプレゼントとケーキも楽しみですね。僕は誕生日の時はケーキは毎年楽しみにしていました。食べ過ぎには注意してくださいね。😆🎂🎊 お姉ちゃんと旅行に行って居たんですね。🚅興奮して寝れ無かったみたいですね?僕も遠足や修学旅行では中々前日寝れ無かった覚えはあります。とても楽しかったみたいで良かったですね。平泉は行った事無いけど良い所みたいですね。空飛ぶ団子も気になります。一緒に団子は食べたいな。森林浴は気持ちよさそうです。日本では難しそうですが一度裸でして見たいとは思います。自然のpowerを一杯貰えそうな気はするし。でも風邪引きそうだからやっぱり不味いかな?😊もう夏近しですし今は6月で梅雨時期ですが。雨もじめじめ気が滅入る時もあるけどそう言う時は、自分の時間を見つけて休養するのが良いのでしょう。仕事の疲れも癒えますよね。(^^)/

    オサカツサンドさん

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  • HappyBirthday!奈央ちゃん!
    お誕生日おめでとうございます。
    26歳の奈央ちゃんに、これからもずっと
    素敵な時が訪れます様心からお祈り致します。
    いつまでも笑顔いっぱいの奈央ちゃんで
    いて下さいねぇ…
    ずっと応援してます!!

    おめでとう!奈央ちゃん!

    小沼裕二さん

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  • 奈央ちゃんお誕生日あめでとうございます。

    この1年が幸せに、沢山ご活躍できるよう、祈っています。

    どうかお身体には気を付けて下さい。

    一生応援しています。

    太陽さん

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  • 奈央さん!
    お誕生日!おめでとうございます!
    これからの一年も良き善き日々でありますように。
    益々のご活躍を願ってます。

    おめでとう~\(^_^)/

    ま~くんさん

    []

  • 誕生日おめでとうごさいます!
    これからもがんばってください!
    愛知県に来ることを期待しています!笑
    その時は仕事休んで会いに行きますので

    みーさん

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  • 奈央さん、26歳のお誕生日おめでとうございます!
    SweetPower公式Twitterに本日アップされている奈央さんの写真、幸せ感あふれたとってもすてきな表情をされてますね!
    奈央さんの爽やかで優しい笑顔がとても好きです。これからもず~っと笑顔のすてきな奈央さんでいてくださいね。
    20代後半という若さと大人らしさを兼ね備えた良い時期を迎えてすてきに輝く奈央さんのますますのご活躍に期待しています。

    MIYAMOTO Kenさん

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  • 南沢さん、お誕生日おめでとうございます!これからのご活躍も末永く見守っていきたいと思います。

    もんもさん

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トックとコリン

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